情報収集から発信までを、毎日手作業でこなしていませんか?
- 「気になるサイトを毎日巡回するだけで、30分くらい経っている」
- 「読んだ記事を要約してメモするのが面倒で、結局ためこんでしまう」
- 「発信のネタはあるのに、下書きを作る時間がない」
こうした「集める → まとめる → 書く」の流れは、自動化と相性がとても良い作業です。
今回は、ノーコードの自動化ツール「n8n」を使って、RSSで集めた記事をAIで要約し、Notionに下書きとして保存するまでの流れを紹介します。
n8nとは
n8n(エヌ・エイト・エヌ)は、さまざまなサービスを「ノード」でつないで、ワークフローを作れる自動化ツールです。
- 画面上でノードを線でつなぐだけで、処理の流れを作れる
- RSS、Googleスプレッドシート、Notion、Slack、OpenAIなど、多くのサービスに対応している
- クラウド版のほか、自分のPCやサーバーで動かすセルフホストもできる
手元で試すだけなら、Dockerが入っていれば次のコマンドで起動できます。
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docker volume create n8n_data
docker run -it --rm --name n8n -p 5678:5678 -e GENERIC_TIMEZONE="Asia/Tokyo" -e TZ="Asia/Tokyo" -v n8n_data:/home/node/.n8n docker.n8n.io/n8nio/n8n※Schedule Triggerを日本時間で動かすため、タイムゾーンを指定しています。
起動したら、ブラウザで http://localhost:5678 を開くと、n8nの画面が表示されます。
今回作るワークフローの全体像
今回のワークフローは、次の5つのノードで構成します。
- Schedule Trigger:毎朝決まった時間にワークフローを起動する
- RSS Read:指定したサイトのRSSフィードから記事を取得する
- Limit:処理する記事の件数を絞る
- OpenAI:記事のタイトルと概要から、要約と発信用のコメント案を作る
- Notion:結果をNotionのデータベースに下書きとして保存する
ポイントは、最後を「自動投稿」ではなく「下書き保存」にしていることです。
AIの出力は、ときどき事実と違う内容が混ざることがあります。最終チェックは人が行う前提にしておくと安心です。
各ノードの設定
RSS Read
URL に、情報収集したいサイトのRSSフィードのURLを入力します。
取得した記事には、title(タイトル)、link(URL)、contentSnippet(本文の抜粋)などの項目が含まれます。
Limit
RSSには数十件の記事が含まれることもあるので、Max Items で処理件数を絞っておきます。
AIの利用料金を抑える意味でも、最初は3~5件程度から始めるのがおすすめです。
OpenAI
OpenAIのAPIキーを「Credentials」に登録したうえで、メッセージに次のようなプロンプトを設定します。
{{ }} で囲んだ部分は、前のノードから受け取った値に置き換わります。
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次の記事を、日本語で3行に要約してください。
そのうえで、X(旧Twitter)で紹介するときのコメント案を1つ作ってください。
タイトル:{{ $json.title }}
概要:{{ $json.contentSnippet }}
URL:{{ $json.link }}Notion
Notionのインテグレーションを作成して接続し、保存先のデータベースを選びます。
タイトルには記事のタイトル、本文にはOpenAIノードの出力を割り当てます。
OpenAIノードの出力がどの項目に入っているかはバージョンによって異なるため、ノードの出力画面で項目名を確認してからドラッグ&ドロップで割り当てるのが確実です。
運用するときの注意点
- APIキーの管理:APIキーはn8nのCredentialsに登録し、ワークフローの中に直接書かないようにしましょう
- 利用料金:OpenAIのAPIは使った分だけ料金がかかります。件数と実行頻度は控えめに設定しておくと安心です
- 著作権への配慮:要約はあくまで自分用のメモや紹介文の下書きにとどめ、元記事へのリンクを必ず残しましょう
- セルフホストの稼働:PCで動かしている場合、PCがスリープしているとワークフローは動きません
まとめ
今回は、n8nを使って「RSS → AI要約 → Notionに下書き保存」までを自動化する流れを紹介しました。
- 集める作業はRSS Readに任せる
- まとめる作業はAIに任せる
- 最後のチェックと発信は自分で行う
この役割分担ができると、毎日の情報収集が「ためこむ作業」から「発信のネタ帳」に変わります。
まずは1つのRSSフィードから、気軽に試してみてくださいね。