書くことに疲れたらCursorに頼れ:Obsidianユーザーに伝えたい“逃げ場”の話

毎日ノートを書いているはずなのに、書くのがつらい。進まない。言葉が出てこない。

Obsidianは、自分の思考を貯めるにはとても優れたツールです。

でも「すべてを自分の手で書かないといけない」と感じてしまうと、知らず知らずのうちに書くことが重荷になってしまうこともあります。そんなとき、もうひとつの場所としてCursorを持っておくと、とても気が楽になります。

この記事では、Obsidianユーザーのために、Cursorを「逃げ場」として使う方法をお伝えします。


結論:書けないときは、無理して書かなくていい。AIに“話しかける”だけで十分

「自分の言葉で書かなきゃ」

「ちゃんとまとめてから投稿しないと」

そんなふうに思う日ほど、手が止まってしまいますよね。

でも、書けないなら書かなくていいんです。

代わりに、AIに“話しかけるように”書き始めてみてください。

たとえばObsidianで、

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なんか今日は、習慣化の話を文章にしたいけど、まとまらない。
やる気も出ないし、自分で書く気がしない。

こんなふうに、正直な気持ちをそのまま書いておくだけでいいんです。

そのメモをCursorで開いて、AIに整えてもらうことで、自然と前に進めることがあります。


ステップ① Obsidianで「吐き出すだけ」のメモを書く

ここでは“文章になっていなくてもいい”ことを前提にします。

たとえば:

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## 2025-09-27_書けないときのメモ

・習慣化について書こうとしてたけど、言葉が出てこない
・AIと一緒に書けばいいって頭では分かってる
・でも最初の1行目すら出てこない。

→ なんかもう、疲れてるのかもしれない。

このようなメモでかまいません。

むしろ「うまく書こうとしないこと」が、このフェーズでは大切です。


ステップ② Cursorで開いて、AIに“状況を共有”してみる

先ほどのメモをCursorで開いたら、

AIにこう伝えてみてください。

プロンプト例:
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今日は文章が書けない日です。
このメモを読んで、習慣化について自然に書き始められるように、導入文を考えてください。

すると、AIが次のように返してくれるかもしれません。

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習慣を続けるのは、いつも簡単なことではありません。
特に忙しかったり、気分が落ちているときには、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも実は、習慣化の本質は「完璧にやること」ではなく、「やめないこと」にあるのです。

この1段落をきっかけに、

「あ、自分はこういうふうに言いたかったんだ」と思えることがあります。


ステップ③ “思考の整理”はAIに任せてしまう

「言いたいことはあるのに、うまく整理できない」

そんなときは、思考の断片だけメモしておいて、整理はAIに頼りましょう。

たとえば以下のようなObsidianメモをCursorで開きます:

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- 習慣って意志力に頼ると続かない
- 環境やトリガーの工夫の方が大事
- 習慣トラッカー、使った方が効果ありそう

AIへの指示:

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このメモを、自然な文章に整えてください。
理由や背景が伝わるようにしてください。

AIが出力:

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習慣を続けるためには、意志の力だけに頼るのではなく、環境やトリガーの工夫が重要です。
たとえば、行動を促す場所に道具を置くといった工夫は、行動を自然に促します。
また、習慣トラッカーのようなツールを使うことで、進捗が見える化され、継続のモチベーションにもなります。

あなたが考えていたことが、「そう、それが言いたかった」と思える形になって返ってきます。


ステップ④ AIの言葉に“つっこみ”を入れてもいい

AIが書いてくれた文章が、なんとなく合わないな…と感じたら、それは良い兆しです。

違和感を覚えたら、そのままコメントでも追記でもかまいません。

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→ なんかきれいすぎる。
→ でも自分は、もっと泥臭くていいと思ってる。

こうやって、AIとのやりとりの中で自分の考えが少しずつ形になっていく

それで十分なんです。


書くことに疲れたときこそ、逃げ場を持とう

Obsidianに書くことは、自分のための行為です。

誰かに見せる必要も、整える必要も、ありません。

だけど、疲れてしまったときは、「一人で書かなくていい」と思える場所があると、また少しだけ前に進めることがあります。

Cursorは、あなたの言葉に耳を傾けてくれる静かな相棒です。

書けない日、言葉にならない日も、そっと支えてくれます。

無理にアウトプットしなくても、

メモが1行しか書けなくても、

AIと一緒に“考えている時間”は、ちゃんとあなたのものになっていきます。


ObsidianとCursorの連携については、下記のページで実際に読んで良かった書籍を紹介しています。

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◆かいと:IT担当
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