最近、「Cursorって重くない?」って相談をよく受けるんですよね。
たしかに、AI機能までしっかり使い倒そうとすると、そこそこのスペックが求められます。
なので、今回は【Cursorを快適に使いたい人が絶対に知っておくべきマシン要件】について、実体験ベースでじっくり解説していきます。
まず結論:パソコンが遅いとCursorは本気出しません
Cursorって、ぱっと見はVSCodeっぽいじゃないですか。
でも中身は全然違う。AIと四六時中会話しながらコードをガンガン補完していくスタイルだから、CPUやRAMをしっかり使うんです。
もし「古いノートPCでAIコード補完も爆速でやりたい」とか思ってたら、たぶん無理ゲー。
この辺はまず現実を受け止めましょう。
最低ラインをまず押さえよう
よく「最低どのくらいのスペックなら動きますか?」って聞かれますが、正直、“動く”だけならかなり低スペックでもOK。
たとえば、CPUは2コア以上、RAMは4GBでもCursor自体は起動します。
でも、快適とは言えない。
チャット補完がもたつくし、ファイル多めのプロジェクトだと、動きがのろい。
「あー、やっぱりスペックかぁ…」って後悔する人、めっちゃ多いです。
AIをガチで使うなら「推奨スペック」は必須
「AIにバリバリ質問して、プロジェクトの設計もコードも書かせたい!」って人は、
Core i7とかRyzen 7クラスのCPU+メモリ16GB以上がマジでおすすめ。
SSDも必須。HDDだと起動も遅いしキャッシュ処理も重い。
さらに、マルチモニタで設計図とコードを並べて使いたい人は、フルHD以上のディスプレイも欲しいところ。
ディスプレイがしょぼいと、コードの見通しが悪くてストレスになります。
AI使うなら「ネット回線」も超重要!
これ、意外と見落とされがちなんですが、CursorのAI補完ってクラウドと通信してるんですよ。
だから回線が遅いと、補完がタイムアウトしたり、生成に時間がかかったりします。
Wi-Fiが不安定な人、ポケットWi-Fi使ってる人。
ちょっと危険かもです。
10Mbps以上で安定してる回線を確保することを強くおすすめします。
OSの話もしときましょう
CursorはWindowsでもMacでもLinuxでもOK。
でも、Windowsなら10(64bit)以上、MacならCatalina(10.15)以上じゃないとサポート外です。
とくに古いMacや32bitのWindowsは完全に対象外なのでご注意を。
ちなみに、Apple Silicon(M1/M2/M3)搭載のMacBookは爆速で動きます。
これはほんとに驚きますよ。電池持ちも神です。
Linuxユーザーはディストリに注意
Ubuntu 20.04とかDebian 10以上ならほぼ安心。
FedoraやCentOS系でもいけますが、ちょっと知識が要ります。
CursorはVSCodeベースなので、Linux好きにはたまらない快適さですが、ドライバまわりが不安な人はWindowsかMacが無難ですね。
スペック足りない人へ:代替案はある?
もちろん、あります。
「いきなりPC買い替えるのはムリ…」って人は、
- VSCodeを使う(軽いし拡張も豊富)
- GitHub CodespacesなどのクラウドIDEを使う
- Sublime Textで書くだけ→AIは別途使う
- 最低限、RAMだけでも増設する
このへんが現実的な選択肢。
とくにRAM増設は1万円以内でできることも多いので、費用対効果はかなり高いです。
まとめ:Cursorは良い道具、でも環境が整ってこそ本領発揮
Cursorをフル活用できるかどうかは、マシンの性能次第です。
もし今使ってて「重いなぁ…」って感じるなら、それはCursorが悪いんじゃなくて、マシンが追いついてないだけかも。
AI時代のコーディング環境って、もはや「ノートと鉛筆」じゃなくて「F1マシン」なんですよ。
だからこそ、自分の開発スタイルに合った環境をちゃんと用意して、CursorのAIパワーを存分に活かしてください。