ObsidianとCursorを使い始めてみたけれど、
「どんな場面でどう使えばいいのか」
「日常の中で続けられるのか」
そう感じている方も多いかもしれません。
そこで今回は、誰でもすぐに始められる3つの活用パターンを紹介します。
どれも大がかりなことではなく、日々の考えごとを記録し、AIと一緒に整えるという流れに沿ったものです。
書く内容も、難しく考えなくて大丈夫です。
この3パターンを知っておくだけで、「自分の思考をためて育てる」感覚が自然に身についていきます。
結論:小さく書いて、あとから整えるのがいちばん続く
ObsidianとCursorは、最初からうまく使おうとしなくても大丈夫です。
最初のうちは「とにかく思いついたことを書く」だけでも十分です。
書きっぱなしで終わってもOK。
大切なのは、後で読み返せる形で残しておくこと。
そして、「これはちょっと整理しておきたいな」と思ったときに、Cursorで整えてみる。
この流れさえあれば、無理なく知的生産が回り始めます。
活用パターン①:日記メモ(1日1行でOK)
いちばん始めやすいのが、日記のような1行メモです。
たとえば、次のような形式でObsidianに記録していきます。
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## 2025-09-25
・夕方、急に疲れて何も手につかなかった。朝の会議が予想以上に神経使ったのかも。 形式は自由ですが、「・(中黒)」を使っておくと1日の中で何件か書きやすくなります。
このように、気づきや感情をそのまま短く書いておくだけでOKです。
後日見返して、「あのときの自分、なんで疲れていたんだろう?」と気になったら、Cursorで開いて問いかけてみます。
Cursorでの例:
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このメモをもとに、1日の日記として自然な文章に整えてください。 すると、AIがこのように書き直してくれるかもしれません。
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今日は夕方から急に疲れてしまい、ほとんど作業が進まなかった。
思い返せば、朝の会議で予想以上に気を使っていたのが原因かもしれない。 ここからまた、「気疲れの傾向について」などのテーマで新しいノートにつなげることもできます。
活用パターン②:アイデアの種(思いついたことをそのまま)
日記以外にも、「ふと思いついたこと」をそのままメモするのも、とても良い使い方です。
何かに活用できそうだけど、今はまとめきれないようなアイデアも、まずは書き留めておくことが大切です。
たとえば:
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## 2025-09-25_アイデア
・散歩中に「AIと一緒に“反論文”を書く」機能があれば、批判的思考を育てられるかも。 このような1文メモを、あとからCursorで開いてアイデアを広げてみます。
Cursorへのプロンプト例:
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このアイデアを、ブログ記事の導入文に使えるように100文字ほどで整理してください。 するとAIが、
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散歩中ふと思った。AIと一緒に“反論文”を書く機能があれば、自分の考えを深く見直す機会が作れるのではないか。 といったように、伝わりやすい形に整えてくれます。
そこからさらに、「実際にどんなツールになりそうか」「教育分野での応用は?」といった問いへと展開していくことができます。
活用パターン③:構成メモ(書く前の“骨組み”づくり)
「何か書きたいけど、まだまとまっていない」
そんなときに便利なのが、Obsidianで構成メモをつくって、Cursorで整えていくという流れです。
たとえば、次のような構成メモを書いたとします。
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## 「AIは思考を深める道具か?」
- 背景:AIは答えを出すだけの存在ではない
- 主張:むしろ問いを立て直す力がある
- 例:反論を書かせる、要約させるなど
- まとめ:AIと人間の共同作業の未来 この箇条書きだけでも十分に「書く前の土台」になります。
あとは、これをCursorで開いて、1段落ずつ整えていきます。
Cursorへの使い方:
- 各セクションを選択
- 「この箇条書きを、自然な文章にしてください」
- AIが整えてくれた内容を確認
- 必要に応じて「もっと論理的に」「話し言葉で」など再指示
このようにして、構成だけ用意しておけば、AIが肉付けを助けてくれるため、書き始めのハードルが一気に下がります。
どれも特別な準備はいりません。
日記でも、アイデアでも、構成メモでも、思いついたときにObsidianに書き残しておくだけで十分です。
そして、「少し整えたい」と思ったときにCursorで開き、AIと一緒に形にしていく。
この流れさえあれば、「書く力」は自然と育っていきます。
まずは、あなたがすでにやっていること。
日々のメモや考えごとを、「ちょっと見返して整える」ところから始めてみてください。
ObsidianとCursorの連携については、下記のページで実際に読んで良かった書籍を紹介しています。
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